といっても、リンクを貼ってくれてるところが少なすぎるので需要はこれっぽっちもありません。だから問題ありません。気が向いたら作ればいいんです。需要と供給のバランスって大事ですよね。
さて、需要と供給―
当ブログは悲しいことにバランスなんか知ったことかと言わんばかりに供給過多な傾向にあるのですが、僕は泣きません。世の中にはそれに匹敵するほどの供給過多も多く存在するから。
そのひとつが"カロリー"です。熱量とかいうやつです。今、日本の奥様方が黒光りした美しい体を持った人に煽られて必死に燃やそうとしてるものの根源であるアレです。
そして「若奥様×黒光りした元軍人」というコラボレーションは青少年の黒光りしたものまで大いに煽ってくれるのです。近い将来、夜のエクササイズDVDも発売されるだろうと睨んでいるのは僕だけではないはずです。エクササイズの後にはまるで燃え尽きたかのように白いなにかが溢れ出てくるはずです。
さて、少し脱線したようなので話を戻すとしましょう。
ヘルシー路線に走りつつも一向に供給過多な気配の衰えないカロリー。近頃は話題性によってすべてを打ち消したカロリーキングこと「メガてりやき」なるものまで登場。なんと、このハンバーガーひとつでかつ丼1杯分に相当するカロリーがあるというのだからビックリ。黒光りした元軍人の努力も一瞬で水の泡と化す代物。
しかし、それ以上に恐ろしいのはそれが売れているという事実。
学校の友人、会社の同僚、幼馴染、血の繋がっていない妹、ちょっとエッチな隣のお姉さんや家庭教師の先生など、身の回りの誰かに聞いてみれば驚くほど高確率でメガてりやきを食した経験があるという事実。
この事実が僕を含めたメガてり童貞の心を煽り、いつしかそれを求めて「男は黙ってメタボリック」と自分に言い聞かせて巣立っていく。それは僕も例外ではなかった。
メガてりを求めて赤と黄色のM字看板を目指す僕はほどなくして目的地に到着。頼んでもいないスマイルをプライスレスで提供してくれるカウンター越しの彼女に向かって「メガてりやきを1つください」と言い放つ。
しかし、彼女は何食わぬ素振りで「売り切れ」という名のナイフを僕に突きつけた。さっきのスマイルは僕を油断させるための手段だったのだろう。
だが、ここで引いたら男が廃る。
それなりに負けられない戦いがそこにある。
僕はナイフを突きつける彼女を嘲笑うかのようなメガスマイル(プライスレス)を駆使して「じゃ、普通のてりやきをください」と言ったのだが、そんな僕には目もくれずボタンと戯れる彼女に代金を払い、しばらくして家路についた。
この勝負は僕の完敗だ。
と思ったら大間違い。
だって、僕は手に入れたから―

ギガてりやきを。
彼女にナイフを突きつけられた瞬間、僕の中のなにかがプツって感じで切れ、瞬く間に「4つね!」と叫んでいたんだ。さすがの彼女も得意のスマイルが少し引き攣っていたよ。
勝利を確信した僕は家に着くと「玄関開けたらご飯」と言わんばかりに紙袋を開き、若干黒光りした神々しいてりてりのお肉を天へと続く階段のように積み上げた。
が、意外と汚らしい感じになってしまったのは少し残念。
食べ難さMAXだったので分解して食べざるを得なかったことも残念。
実は230円×4個で920円だったりすることも残念だった。
余った5枚のパンズと少量のレタスは悲しそうに僕を見つめていたよ。



